NO ART, NO LIFE アートはいつでも君のそばに

心を育てる芸術鑑賞会の企画・制作《ひょうげん教育》のスタッフブログです

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開演前の魔法

 

こんにちは、武田です。

今年も残りわずかとなりました。

皆さまおつかれさまでした☺️

年内の鑑賞会も無事にやり遂げました。

 

上半期に実施予定だった数校が中止(来年度に延期)という事態にはなりましたが、

秋以降は順調で、終わってみれば、『with コロナ』の意識・スキルを出演者の皆さん、そしてクライアントの皆さまと共有できたおかげで、大きな実りを得た1年でした。

 

そんな今年の、秋以降の芸術鑑賞会にて、私たちが心がけてきたことがあります。

 

子どもたちに、自分らしい反応をしてもらいたい!

 

何言うてんの?

と思われるかもしれません。

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でも、現状を説明しますと・・・

芸術鑑賞会は開くことができましたが、

どちらの学校さんにうかがっても、

開演前に先生方から言いきかせられるのが、

「お隣の人と話したらアカン、声を上げたらアカン、歌ったらアカン」

こんな注意事項ばかり💦

 

生の舞台芸術を観て、聴いて、感じて、

たくさん驚いて、たくさん笑って、たくさん心を揺さぶられてほしいのに、

かしこまって、ちじこまって、なんだか伸び伸びと鑑賞できない感じがしていたんです。

 

そこで10月のある日から、開演前にしゃしゃり出て、子どもたちに伝えることにしました。

コロナ禍でもできること、

心が動いたら反応してほしいこと、

声を上げなくても出来ること、

他の人と違っても全然OKなこと、

自分の気持ちを出演者に伝える方法、

3分間でできるおまじないです。

 

なんかよく分からんけど、おっさんがいきなり出てきて、

あーしてこーしてそーすればいいよって

しゃべりよった。

そしたらみんなが好き勝手に拍手し始めた。

 

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子どもたちは素直に反応してくれます。

こんなやり方があるんだと分かれば、

自分らしく表現してくれます。

出演者の皆さんだって嬉しくないはずがありません。

舞台と客席とはお互いに触発し合っているんです。

常に交流しているんです。

それがライブ、

ライブの醍醐味!

 

そんな感覚を、せっかくの機会ですから

子どもたちにも感じとってほしい。

その経験が、

いつか活きる時が来るから、

今回出来なくても、

来年には出来るようになるから、

 

コロナ禍にあって、

それでも色々と気づきを重ね学びながら、

次へとつないでいく。

そんな時間をすごすことができました。

 

終わってみれば今年も佳い年でした。

鑑賞会に呼んでくださった学校職員の皆さま、

出演者の皆さま、

鑑賞会を楽しんでくれた子どもたち、

ありがとうございました。

 

来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。