こんにちは、武田です。
和太鼓と和楽器の演奏を堪能できる「命の鼓動」の芸術鑑賞会で、
茨木市の小学校さんにおうかがしてきました!
この演目、迫力の和太鼓はもちろんのこと、
様々な和楽器が次々に登場してきて、魅力的な音色を響かせてくれます。
プログラムも、日本民謡などの伝統曲からオリジナル曲までバラエティ豊富で、
さらに打ち手のパフォーマンスの華やかさも大きなウリとなっております♫
そして何より、出演者からのメッセージが抜群にイイんです☆
「太鼓の胴は木で出来ています。打面には牛や馬の皮が使われています。
三味線の胴部分には猫や犬の皮が使われています。
こんな風に、和楽器はほとんどが《生き物》から造られているんです。
日本の、私達のご先祖様は、動物や植物を食べるだけでなく、
色々なことに活用しました。無駄にすることなく使おうとしたんです。
工夫して、加工して、価値のあるものを造りだしました。
皆さん、ご飯を食べる時に《いただきます》と言いますよね。
これは動物や植物たちの命をいただいている、
そうやって私達の命がつながっているということへの感謝の気持ちを
言葉にしたものなのです。
太鼓の音、響いていますか?
ドーーンという大きな音と一緒に、皆さんのお腹に、心臓に、
響いて伝わってくるものを感じませんか?
私達は和楽器のことを《命の響きを生み出す楽器》と呼んでいます。
楽器から出てくる音や振動が身体に響いてくる時、
生きている!という実感が感じられると思うんです。
この感覚を大切にしたいのです。
今日生きていることへの感謝、たくさんの生き物達への感謝の気持ちと共に
ずーっと大切にしながら生きていきたいと思います。」
太鼓や三味線、尺八や篠笛・・・
それらの楽器についての解説をした後、
必ず話される「命の鼓動」のお話が、
そのまま公演名になったんです。
それは、演奏家たちが日々大切にしている思いだからです。
その思いが響きとなって、ダイレクトに子どもたちの身体に伝わって、
子どもたちも理屈抜きで「命の大切さ」を理解することができます。
日本人でよかった。
和楽器という文化からそう感じることができる
素敵な鑑賞会でした。