こんにちは、武田です。
京都府は相楽郡の南山城村という“京都府唯一の村”に行ってきました。
中学校の芸術鑑賞会です。
演目は『おどる鍵盤と音楽の秘密』、
ピアニストであり作詞・作曲家でもある、小林真人さんによるソロコンサートです。
「故郷」や「ハンガリー舞曲第5番」などのスタンダードナンバーを始めとして、
「星に願いを」「ルパン三世のテーマ」などのジャズテイストの演奏やオリジナル曲まで・・・
幅広い選曲で、様々なタッチを駆使して、
音楽の魅力を届けてくれるのです。
そう!
ピアノという楽器の優雅さ優しさ激しさ奥深さ、その他いろいろな味わいを、
存分に引き出してくれて、
音楽に色彩や風景や感情(記憶)、ドラマ性などを吹き込んでくれるのです。
う〜ん、何と言ったらイイのでしょう・・・
音楽がより立体的に伝わってくる、とでも言ったらいいのでしょうか???
とにかく、、、ちょっといつもと違う感覚になってくるんですよ、
小林さんのピアノは♪
校長先生が、公演前と終演後の両方に楽屋まで来てくださったのですが、
終演後にかけつけてくださった時、開口一番おっしゃられたのが下のコメントです。
「すごいです。開演前におっしゃっていた“風景が見えるような演奏をしたい”の意味が分かりました。見えました。感動しました。すごいです!!」
興奮しながら笑顔でまくしたてる校長先生の横顔をながめながら
「そうなんです、そうなんです」と、
私も何度も頷いていました✨
オープニングが「故郷」なんです。
うーさーぎー おーいし かーのーやーまーー♫ です。
でも、1番の弾き始めと2番と3番とで全然ちがうんですよ、
アレンジ(編曲)もされていますし、タッチも違う・・・
小林さんは言いました。
「この曲は3番までありますが、歌詞に書かれている状況がそれぞれ違います。故郷にいるのか、故郷から離れているのか?思い出しているのか?故郷にまた戻ってきたのか?
その時その時で見えているものも、聞こえてくる音も違うと思うんです。私はこの歌詞からアプローチをして演奏してみたい、この歌のドラマ性に歌詞から思いをふくらませて表現してみたいんです。」
その通りの演奏です。
今まで聴いたことがない「故郷」でした。
多分ですが校長先生も同じように感じてくださったのだと思います。
そして2曲目のオリジナル曲「薫風」がまたイイ!!
爽やかな風、
ゆれる木の枝、さざめく葉、
木漏れ日・・・
自然の音も色も光のゆらぎも、すべてを感じることができる音楽なんです。
近いうちに映像をアップしますから是非聴いていただきたい!
瑞々しいエネルギーが静かに湧き上がってくる、そんな素敵な曲です。
会場としてお世話になった「やまなみホール」も素敵なホールでした。
周囲の自然環境も素晴らしいのですが、
とにかく“人”がすばらしい!!
ホールのスタッフさんも、
校長先生始め学校の先生方も、
生徒さんたちも!
みんな笑顔で優しい、温かい、しかも謙虚✨
滞在中、たった一度も困ること不便なこと嫌な思いをすることなく、
気持ちよく公演することができました。
音響・照明に携わってくださったチーフの方にうかがったのですが、
その方も、学校のご担当の先生も、音楽の先生も、皆さん南山城村のご出身だそうで、
チーフさんは先生方が小学生の頃からホールにいらして、
お住まいもご近所らしく「お互いによーく知っている仲」なのだそうです。
まさに「故郷」の世界!!!
スタッフさん、先生方、心より御礼申し上げます。
そして小林さん、おつかれさまでした⭐️
どうかまたよろしくお願いいたします。