先日、私が演技を教えている高校生達の舞台発表がありました。
その名も、「THE 生 〜俳優についての逆説〜」!
何ともゴッついタイトルの公演です。
台本もあるっちゃああるのですが、生徒による創作劇(1本3分くらい)のブリッジ的な構成がとられているんです。(う〜ん、分かりにくいですね💦)
台本はかの宮本研さんが書かれたようで「俳優という生き物の在り方」みたいなことが、ハムレットの独白セリフを引用したりしながら挑戦的に描かれています。
そして、生徒オリジナルの(既存のお笑いネタもありましたが)ショートストーリーがいくつもいくつもちりばめられていて、それを肉体のみで…つまり、衣裳やメイク、照明効果などは用いない、素舞台の状態で次々と発表していく…
だから「THE 生」と名付けられているようです。
夏休みの頃から稽古に付きあって、
作品造りやブラッシュアップに関わってきました。
短時間でストーリーの世界観も内容も人物の感情も関係性も観客に理解していただけないと成立しないので、生徒たちは四苦八苦しながら己の表現と格闘してきました。
本番を観ていて感じたのは、
緊張はしているんだろうけど余計な力が抜けていてみんな伸び伸びと演技していた…
これが一番強い印象でした。
3年生はさすがに場数をこなしているから分かるんですけど、1年生まで、気持ちいいくらいに自然に立っているんです、舞台に。
これはなかなかおったまげ〜〜でした。
嬉しいです。
そのしたたかさとしなやかさをどうか大切にしてほしい。
まだまだ伸び盛りの子どもたちです!