こんにちは、武田です。
前にここにも書きましたが、今年5月に大切な友であり素晴らしい役者だった鶉野樹理という女優が亡くなりました。
今日はその鶉野樹理さんからのご縁で知り合った、谷ノ上朋美さんという女優のひとり芝居「旅立ちの詩〜彼女たちの羅針盤〜」を観劇しての感想を書こうと思います。
不妊やDV、LGBTなど、マイノリティでは片付けられない、現代人なら誰もが身近に感じられるような問題に真正面から取り組んでおられました。
何役をも一人で演じられるのですが、一貫して見えたのは彼女の揺るぎない思いでした。まるでロウソクから立ち上る一筋の炎のような熱のかたまりでした。
信念と勇気と希望、
それらが静かに、熱く、ぶれることなく、
1本の火のように舞台で燃えていました。
「自分らしく生きる」
それだけのことが出来ない、気づけない、わからない・・・
そして、何気ない言葉で人を傷つけてしまう、傷ついてしまう・・・
誰にでも起こり得る苦しみを、
「人は毎日生まれ変われる」という言葉で浄化してもらいました。
どうかこれからもたくさんの人たちに観てもらえるよう、
熱い炎を燃やし続けてください。
ありがとうございました!