こんにちは、武田です。
今日は摂津市の小学校に「打楽器で旅する世界の音楽」の鑑賞会で行ってきました。
大型のマリンバとシロフォン、グロッケン、ドラムセットという楽器編成で、世界中の音楽を演奏します。
色々な国の景色や出来事、人々が感じる喜びや悲しみ、願いや祈り・・・それらを作曲家が楽譜に託し残したものを、演奏家が音符というピース(断片)を手がかりとして「音楽」に紡ぎあげていく・・・そんな風に感じながら聴いておりました。
この世に存在するありとあらゆるものを、いえいえ存在しない空想の世界さえ、音楽という手段を使えばこんなにも豊かに描けるのだということを、工夫を凝らした演奏で次々に表現していきます。
実は今日の学校の校長先生が大の音楽好きで、公演終了後の楽器搬出作業を興味津々でみつめていらっしゃったのですが、学校のブログ(「校長室より」というタイトルでした)にこんな素敵な記事を書いてくださりました。
音楽は楽しいものです。学校の教科としても「音楽」はありますが、音を楽しむ教科でなければなりません。けっして「音が苦」にならないようにと思っています。演奏者代表の村井さん(お話と打楽器担当)から児童に向けて話していただいたことが二つ、強く印象に残っています。
一つは「知っているとやってみるは全然違う」という言葉。知識だけでなく、体で感じ、自分もやってみることの素晴らしさを児童は実感したことでしょう!そして、もう一つは「頭の中の世界を豊かにしてください」という言葉。今日はロシア、イギリス、ドイツ、グァテマラ、アメリカなど数多くの国の曲を演奏していただきましたが、それぞれの国の様子や雰囲気が頭の中に広がりました。音楽だけでなく芸術にふれることは、世界にふれることにもなり、世界観が広がることにつながります。
校長先生、ありがとうございます。
今日の音楽鑑賞会が児童さんにとって、「音楽」という扉を開いて知見を広げる第1歩になっていただけたら何より嬉しいです。
そしていつものことながら・・・
鑑賞会で子ども達に音楽の魅力を振り撒けるのも、早朝からの気合いの入ったリハーサルあってのことなのです。
今日もそうでした。
リハーサルでは演奏の内容に限らず、MCのながれや楽器転換の位置取りやタイミングまで、一つ一つ丁寧に確認し共有します。この時間があるからこその“心に響く演奏”なんですね〜☆
子どもたちと音楽の出会いをより豊かに!
その背景には、音楽にかける情熱と、鍛練の継続と、子どもたちへの愛情がたっぷりと込められています。
本日もありがとうございました!