NO ART, NO LIFE アートはいつでも君のそばに

心を育てる芸術鑑賞会の企画・制作《ひょうげん教育》のスタッフブログです

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ひょうげんがすき! ① 独り遊びに明け暮れた少年時代・ウルトラマンごっこ編

こんにちは、武田です。

私たちが「ひょうげん教育」を立ち上げるに至ったその道のりを、シリーズで紹介していこうと 思います。シリーズといっても、合計で何回になるか分かりませんし、毎日書き続けるワケにもいきませんので、不定期での掲載になるかと思いますが、まあ気長にお付き合いください。

タイトルはズバリ「ひょうげんがすき!」!

ではいってみよう〜!!

 

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まずは半世紀近く時を巻き戻しての、保育園時代から。

「みそっ歯もやし」と家族からは揶揄され、保育園のメイトからは「ゴリラ」と呼ばれていた5歳〜6歳の頃のことです。

とにかくウルトラマンが好きでした。

さらに言えば、ウルトラセブンが好きでした。

心から好きで、あこがれて恋い焦がれて、寝ても覚めても好きでした。

当たり前ですが怪獣と戦うシーンが好きで、その日の放送が終わった直後は興奮が冷めず自分をコントロールできなくなり、家族みんなが怪獣に見えて誰かれなく戦いを挑み、10倍の反撃をもらって高らかに泣く…というお決まりのパターンを毎週繰り返していました。

保育園でも当然ウルトラマンごっこは連日開催されるのですが、基本的にウルトラマン以外の役はやりませんでしたね。いつもワタシがウルトラマン。当たり前。

でも、それだけでは飽き足りなくなってしまうんです。

そして遂に、当時一番仲が良かったハルヒトくんと共にある決意を交わします。

「今日から僕たちはウルトラマンだ。」

ハルヒトくんも超がつくほどのウルトラマン好きです。しかも、頭のイイ子で知識が豊富、想像力が豊かで状況設定がウマイ!

「タカシ隊員、渋田川(近所の二級河川)で謎のザリガニ型宇宙人が発見された。すぐに調査に行くぞ!」なんて極上のセリフを5歳で、毎日のようにひねり出してくるんです。

「よし、ビートルで現場に急行だ!」なんてこっちも返します。

あとは、ザリガニだろうがフナだろうが虫だろうが人だろうが木だろうが薮だろうが壁だろうが石だろうが…全部怪獣、もしくは宇宙人。

出会ったヤツはみなスペシウム光線アイスラッガーの餌食です。まっぷたつです。

登園中だって給食中だって帰りの挨拶の最中だって、ウルトラマン科学特捜隊)としての任務は突然やって来ます。意外な時ほど興奮は高まり血潮は熱くたぎります。ただ、お昼寝の時間の時だけは先生にいさめられて出動できませんでしたが・・・

まあ、こんな幸せな日々がおそらく半年以上続いたはずです。

そして年長組となったある日のことでした。

いつものようにワタシは襟についている流星型の通信機(もちろんエアー)を使って、ハルヒト隊員の横1.5mの距離から呼びかけます。

ハルヒト隊員、団地の給水塔に怪獣が現れた。このままでは水道に怪獣のよだれが混じってしまう。すぐに出動してくれ!」

次の瞬間、タカシ隊員は凍りつきます。

「今忙しいんだよ、そんなくだらないことやってられないよ」

え!?

“くだらないこと”という言葉、50年経っても忘れられません。

私は突然の真っ暗闇につつまれて機能停止してしまいました。

そしてその瞬間に、輝かしいウルトラマンとしての日々は終わりを告げたのです。

と同時に、ハルヒトくんとの友情も粉々に砕けてなくなりました。

 

いや、でもね。対して落ち込んだりしないんですよね、47年前の保育園児は。

ウルトラマンとしての日々を送ることで多少の知恵がついた「みそっ歯もやしのゴリラ」はその後も元気に通園しやがて小学生へと成長していくんです。

 

振り返りますと、

①《ヒーローへのあこがれ》からウルトラマンと自分を同一視する。

ウルトラマンになって仮想敵と戦い勝利することをハルヒトくんと共有することで、自分だけのインナーワールドではないリアリティや客観性が得られ、他では味わえないカタルシスを感じる。

ウルトラマンとして、より強い刺激を得続けるために、怪獣登場の設定・原因・影響等のデティールはどんどんと深められ、そこ(構想)を考える時間が長くなる。

④しかし、最終的にはウルトラマンになって怪獣(的な何か)をやっつけることが最大の快感なので、格闘する際のシナリオ(技や光線の創出)もより複雑に、オリジナリティーの高いものに変化を遂げていく。また身体的にもより複雑(無理無茶)なアクションに挑みたがったため、ドブに落ちたり背中を強打して息ができなくなったりすることもしょっちゅうだった。(ドブに落ちた時はあまりの汚さと悪臭で、母が泣きながら家の前でホースで私の頭から水をかけて、満面の笑みで仁王立ちする私を洗ったこともあった。)

⑤結果、想像力が高まり身体的にも鍛えられた。ハルヒトくん限定だが協調性もコミュニケーション力もついた。これらが幼少期の私の演技力・表現力を鍛え上げたのだ・・・だといいですね・・・

 

 半世紀も前のことなのに、何だか映画でも見るようにハルヒトくんとのウルトラな日々が思い出されました。あ、今気づきましたがタイトルの「独り遊び」っていうところ間違ってますね。でもまあいいか。

 

 次回は小学校時代を振り返ってみたいと思います。