NO ART, NO LIFE アートはいつでも君のそばに

心を育てる芸術鑑賞会の企画・制作《ひょうげん教育》のスタッフブログです

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クリスマスの思い出

1日過ぎてしまいましたが、クリスマスの日の思い出を書きます。

 

私が幼い頃のことです。

12月に入り商店街のディスプレイがクリスマス1色になって街のあちこちでジングルベルが流れ出すようになると、私はウキウキして、でもハラハラして落ち着きがなくなります。

「今年はサンタさんに何をお願いしようか・・・」

頭の中がサンタさんに届けてほしいプレゼントのラインナップでいっぱいになって、その中のどれをリクエストしようか絞り込みに夢中になったものです。

小学校2年のクリスマスまで、毎年サンタさんは私の願いをかなえてくれました。

イブの夜にほしいものを紙に書いてベランダに置いておくと、翌朝に綺麗な包み紙にラッピングされたリクエスト通りのプレゼントが置いてあったものです。

そして迎えた小学校3年のクリスマスイブ、私はやっとの思いでほしいものを決め、その名称を紙に書いて、ベランダのサンダルの上に置きました。風で飛ばないように文鎮をのせて。

翌朝、目が覚めると弾けるようにベランダへ一目散!

ソレを見つけに飛び出します。

ところが、、、ないのです。

置いてあるはずのプレゼントが、ない。

目の前が真っ暗になりそうで、気が動転して、大きな不安に襲われました。

すると姉が言いました。

「前に雨が降った時、お風呂場に届いてたことがあったよね。」

ああそうだ!お風呂場だ!

姉に返事をするまもなく反転すると、今度はお風呂場へ駆け込みました。

しかし、、、やはり、、、ない。

どうして?なんでサンタさんは来てくれなかったんだ??

動揺は猛スピードで失望へと変わり、さらに悲しみへと変化し私の全身を震わせました。

涙で目の前がうるみ嗚咽がこみ上げてきそうでした。

その時、母親に呼び止められたのです。

「タカシ、あなたはもう9歳になったでしょ。大きくなったよね。

だからサンタさんはもうタカシのところには来ないんですって。

サンタさんは世界中の子どもたちのところに行かなきゃいけないから、大きくなった子

は順々にサンタさんから卒業していくのよ。

誰でも、みんな、そういう時が来るの。

だから、これはサンタさんの代わりにお父さんとお母さんから。」

そう言って、綺麗な包装紙に包まれた四角い箱を私に差し出したのです。

その箱の大きさ・形から、ソレが私のリクエストしたゲーム機だということが瞬間的に察知できました。

そして、その包みを手にした瞬間、心の中の氷が一気に溶けるように全てを察したのです。今までずーっと、サンタさんが届けてくれたと思っていたもの・・・それが誰の手によるものだったのか、そこにどれだけの優しさが込められていたのかを・・・

「ありがとう」

やっとの思いで言葉にすると、私は照れながらその包みをかかえて居間に向かいました。去年までなら、むしるように包みを開けて中身を確認することが最優先だったのに、この時は違いました。

ただただ、かかえていたかったのです。

 

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こうして、私はサンタさんとお別れしたのです。

そして、クリスマスが今まで以上に好きになりました。

 

皆さんのところには、何歳の時までサンタさんは来てくれましたか?

皆さんのお子さんには、どんなクリスマスをプレゼントしていますか?

 

 記事:武田