NO ART, NO LIFE アートはいつでも君のそばに

心を育てる芸術鑑賞会の企画・制作《ひょうげん教育》のスタッフブログです

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西へ、ちょっと東へ、また西へ

こんにちは、武田です。

 

ただいま、まさにハイシーズンな毎日を送っております。

 

鹿児島へ行き、台風で大阪まで帰ってこられず急きょ福山に1泊したり、

三河安城へ行く途中、後ろの車両に追突されたり、(全然無事です。コツンと当たったくらいのことです。)

なかなか、脂汗が止まらない秋の鑑賞会シーズンでございますなあ。

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鹿児島中央駅から乗った「さくら」です。

 

今週は、豊田(愛知県)〜名古屋〜泉佐野〜津山(岡山県)と、毎日鑑賞会が続く

うれしくもありがたい1ウイークでした。

たくさんの子どもたちの笑顔に会えました。

歌声を聴きました。

一緒にダンスを踊りました!!

 

金曜日の夜に帰宅した時はもうヘロヘロでしたが、

その疲れを上回る充実感・達成感に包まれていたことは間違いありません。

 

10月の鑑賞会はまだまだ続きます。

よく眠り、栄養をとり、休息して、エネルギーを蓄えて、

また西へ東へと走り回りますぞおおお〜♬

 

新しいプログラムもたくさん出来ました。

その報告はまたあらためて。

 

たくさんの出会いに感謝!

そして、これからの出会いに胸を躍らせています!!

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みんなでアフリカンダンス!!

 

名古屋でアカペラ♪

 

こんにちは、武田です。

 

いよいよ、秋の芸術鑑賞シーズンに突入しました!!

出張の連続・・・(汗)

出張の準備の連続・・・(出張を上回る汗!)

事務所でてんてこ舞いしたり、てんてこ舞いがてらパプリカ踊ったりしている今日この頃でございます。

 

先日は、名古屋の小学校でアカペラの鑑賞会がありました。

もーねー、子どもはみんな歌好きですからねー♪

知っている曲が歌われるたびに歓声が上がって、

シンガーたちの歌にあわせて思わず口ずさんだり、

あからさまに大声で歌ってしまったり、

子どもらしい反応がたくさん見られてうれしかったです!

 

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「アカペラ・ワンダーランド」というプログラムなのですが、

選曲が良いんですよ♫

WINDING ROAD (綾香&コブクロ

◆ 勇気100%

◆ カノン(パッへルベル)〜 ハンガリー舞曲第5番(ブラームス

◆ ディズニーメドレー

◆ 結婚行進曲(メンデルスゾーン)でハーモニーを分解!?

幸せなら手をたたこう ♫みんなで即興でアカペラを作って歌うよ♫

◆ パプリカ(米津玄師)〜 ひまわりの約束(秦 基博)〜 世界はあなたに笑いかけている(Little Glee Monster

◆Oh, Happy Day(エドウィン・ホーキンズ)〜 IKO IKO(ジェイムズ・クロフォード)♫アカペラ DE ボディパーカッション♫

◆ 校歌(事前に楽譜をいただいておきアカペラにアレンジして披露します)

世界に一つだけの花

 

オープニングの「WINDING ROAD」で子どもたちはびっくりします。

声の美しさ、ハーモニーの心地よさに思わず声を上げて反応してしまうんです。

そこからはもう、手拍子をしたり、一緒に歌ったり、リズムに合わせて身体を動かしたり・・・

まさにアカペラ・ワンダーランド!!

子どもたちが音楽に心開かれる、素敵な時間と空間がありました♬

 

声だけで創られる極上の音楽!

さわやかな秋風のように体育館に響き渡りました。

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音響さんが持ってきた、自慢のデジタル・ミキサーです。

小型軽量高性能!

確かな音、

心地よい音場空間を創り上げてくれました。

 

出演者・スタッフの皆さんに感謝!!

 

 

 

 

 

1年ぶりの「俳優についての逆説」

 

こんにちは、武田です。

 

私が演技やコミュニケーションについての授業を受け持っている高校で、今年も生徒たちの舞台発表がありました。

その名も「THE 生 〜俳優についての逆説〜」!

衣裳もメイクもなし、

装置も照明もなしの素舞台で、生徒たちが「己の肉体表現のみ」で観客と向き合うという、

大変挑戦的で実験的な舞台であります。

1年前にこのブログでも取り上げました。

あれから1年・・・早いですね〜〜

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劇作家の宮本 研さんの台本は、

「役者(俳優)」という職業の自由さ・破天荒さ・荒唐無稽さを、

時に乱暴に、

時に扇情的に、

時に酔っ払いのように、

饒舌に描いております。

ハムレットの一場面なども出てきます。

要約すると

「役者は何にでもなれる、何だって創り出すことができる。役者が本気を出したら怖いものなんてない。怖いものなんてないけど不安はある。でもやっぱり役者はスゴイ生き物なんだ!」

ってな感じでしょうか?

 

何のことやらさっぱり分からないと思います。

台本はこんな風に役者達を煽るだけ煽って、中身カラッポなのです。

で、そのカラッポの部分を、生徒が自分たちで書き・演じ・演出した小作品を並べて埋めていくのです。

だから本当に「役者はスゴイのか?素晴らしいのか?」

を、自らの演技で証明しなければならない、実に過酷な舞台でもあるのです。

 

まあ、スゴイかどうかは別として!

 

若いエネルギーにあふれた、活きのイイ舞台でしたね。

登り坂にいるけれど、

体力と意欲は山のように満ちているけれど、

自分の(肉体の)使い方がよく分からない青年達の、

偽りのない100%の表現を見ることができました。

熱くて生々しい情熱を感じることが出来ました。

 

こういう試みは、人前で演じることの怖さも気持ちよさも素直に感じられるから、生徒たちにとっても大きな価値がありますね。

演じることの深さを体感できるか、出来ないかで、個人差が大きく出る発表でもあります。

舞台上でアイデンティティーを確立できるか?

それは表現として成立しているのか?

自分自身の表現を見直したり、他者からの受け取り方を確認したり・・・

心と身体のメンテナンスや

自分の演技の検証の場、になるのでしょうなあ・・・

 

今日のキラキラは今日だけのものです。

そのキラキラを明日増やせるか、なくしてしまうかは

君たち自身の問題なんだあああ〜〜!!

また観に行くから、もっともっと表現の高みを目指して登ってね。

ありがとうございました!

 

ひとり芝居「旅立ちの詩〜彼女たちの羅針盤〜」観てきました!

 

こんにちは、武田です。

 

前にここにも書きましたが、今年5月に大切な友であり素晴らしい役者だった鶉野樹理という女優が亡くなりました。

今日はその鶉野樹理さんからのご縁で知り合った、谷ノ上朋美さんという女優のひとり芝居「旅立ちの詩〜彼女たちの羅針盤〜」を観劇しての感想を書こうと思います。

 

不妊やDV、LGBTなど、マイノリティでは片付けられない、現代人なら誰もが身近に感じられるような問題に真正面から取り組んでおられました。

 

何役をも一人で演じられるのですが、一貫して見えたのは彼女の揺るぎない思いでした。まるでロウソクから立ち上る一筋の炎のような熱のかたまりでした。

信念と勇気と希望、

それらが静かに、熱く、ぶれることなく、

1本の火のように舞台で燃えていました。

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「自分らしく生きる」

それだけのことが出来ない、気づけない、わからない・・・

そして、何気ない言葉で人を傷つけてしまう、傷ついてしまう・・・

誰にでも起こり得る苦しみを、

「人は毎日生まれ変われる」という言葉で浄化してもらいました。

 

どうかこれからもたくさんの人たちに観てもらえるよう、

熱い炎を燃やし続けてください。

 

ありがとうございました!

 

 

 

PTAのお仕事♪

こんにちは、武田です!

 

今日は、地域の自治連合会が主催の運動会でありました。

私はPTA副会長として、朝からしっかり子どもたちのサポートをしてきましたよ♬

子どもはホンットに元気ですよね。

それに比べて大人は・・・もうヘトヘトでんがな。

 

いや〜〜暑いの何のって、なんたって昨日の国内最高気温(36.7℃)を記録した堺市ですからね〜〜💦

今日だって午前9時には30℃オーバーですよオーバー。

子ども達には熱中症にならんように「水飲め、水飲め」言ってましたよ。

加えて「日陰に居れ、日陰に居れ」も口が酸っぱくなるほど言いました。

 

空は美しいブルースカイブルー🎶

気持ちいいくらい晴れ上がってました〜☀️

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まあ、大きなトラブルもなく、みんなで頑張ってマキ気味に進行させ、

13時前には閉会できたことが、良かったですね。

 

自治会の皆さま

子ども会の皆さま

育成会の皆さま

学校の先生方

PTAの皆さん

そして、参加してくれた子ども達の保護者さま

おつかれさまでした===!!!

鹿児島での鑑賞会が決まりました!

 

こんにちは、武田です。

 

先日、熊本の小学校からお問い合わせをいただいたと書きました。

実はそのすぐ後に鹿児島の学校さんからもお問い合わせがあったんです。

ところがやっぱり予算的に厳しくて、大阪や東京からアーティストを連れていくことが困難だったのです。

また学校さんの期待に応えられないのか・・・

一度はあきらめようとしたんですが、そこで思い出したのが「もっとARTプロジェクト」!!

そうです、九州在住のアーティストを見つければいいのだ!

 

見つけましたよ、素敵なブラス・グループ。

早速、鹿児島の学校さんに紹介してみました。

 

4日後

「ぜひお願いします。」というありがたいお電話が。

OH〜!!

九州で「もっとARTプロジェクト」が動き出した瞬間でした。

ひょうげん教育にとって、新しい試みの始まりでもあります。

 

もう少し時間をかけて、

九州在住アーティストの輪を広げて、

熊本の小学校に行く!

 

目標もできました。

 

舞台芸術を求めている学校さんに、子どもたちに、

どんな場所でも、どんな予算でも、

確実にアートを届ける!!

そんな体制を創るべく、これからも前進していきます。

 

熊本県からのお問い合わせ

 

こんにちは、武田です。

 

つい先日、熊本県の小学校からお問い合わせをいただきました。

児童数130名の小規模校で、

予算は児童1人・800円〜900円で、

低予算だから実施時期は決めていなくて、

熊本や福岡に丁度良いタイミングで来てくれる団体に「移動日」や「空き日」にやってくれないかと交渉しているのだそうです。

明朗快活な女性の先生は、受話器の向こう側でカラカラと笑いながら

そんな自校の鑑賞会事情をあっけらかんと語ってくださいました。

 

近隣の学校と合同で実施することは可能でしょうか?

どうにかもう少し予算を捻出できないでしょうか?

私から相談もしてみましたが、

「そうなんですよね〜、でもちょっと難しいんです〜」

先生は明るい声でお答えになる。

 

何とかならないか・・・?

電話中にあれこれと思いを巡らせましたが、

そもそも九州に行く公演がなければ無理なお話しでございまして・・・

「お力になれず申し訳ありません。」

と電話を切ることになったのでありました。

 

受話器を置いた後、すぐさま後悔しました。

「近隣校との合同実施」や「行政へのはたらきかけ」なんてことは

きっと今まで何回も検討されてきたに違いありません。

試行錯誤を経ての現状であったはずなのです。

「余計なことをきいてしまったなあ」

反省しきり・・・

ただ、この問題こそ、乗り越えなくてはいけない積年の大問題でもあるのです!

 

学校芸術鑑賞会のほとんどは、

学校ごとに単独の「学校行事」として計画され実施されるケースがほとんどです。

ということは当然、学校の規模(児童生徒数)によって予算は左右されます。

都会にあっても、地方にあっても、生徒1人あたりの徴収費用の「額面的な重さ」は変わりません。

でも、「実質的な重さ」に大きな隔たりがあるのです。

仮に、30万円の予算をもっている学校があるとしましょう。

その学校が東京や大阪のような大都市にあるか、

例えば熊本県にあるかによって、

手持ちの予算で「どんな舞台芸術」を「出演者何名の編成」で学校に呼べるか、

全然違ってしまうのです。

大都市にはそこを拠点とする劇団もオーケストラも含めたくさんのアーティストがいます。

交通費や運搬費をかけなくても子どもたちのもとへたくさんの舞台芸術を届けることが出来ます。

しかし、地方にはなかなか簡単には行けません。

旅費・運搬費だけで結構な金額になってしまいます。

30万円あっても、大阪からは2〜3人の演奏家しか行けない地域がたくさんあるのです。

 

地方にも、いえ、

日本中にアーティストは存在します。

例えば生まれ育った場所に根を張って、地道に、深く深く、自身と向き合い創造を続けている人もいます。

例えばあえて人里離れた環境を選んで、集団で生活しながら鍛練を続け、芸術作品を創り続けている人たちもいます。

でも絶対数が足りないんです。

熊本の子どもたちにも、

児童130人の学校にも、

届けていきたいのに届けられない現実があります。

 

だから私たちは「もっとARTプロジェクト」という計画を立てました。

日本全国にちらばるアーティストたちが、

もっと地元(に近い場所)で活躍できるように、

もっと地域の人・学校・企業と深く関わり合えるように、

芸術にかける情熱と創造力を地元に還元できるように、

そんな思いからスタートしたプロジェクトです。

 

そして、九州である団体を発見しました。

今ちょうど、学校公演というフィールドで一緒に頑張ってみないかと、

アプローチをしているところです。

 

いつか、このお問い合わせをくださった学校にもうかがえるように、

子どもたちと舞台芸術との出会いが叶いますように、

そんな思いを胸に秘めながら

新しいアーティストとのプログラム作りに手を付け始めたところです。

 

我こそはと思うアーティストの皆さん、

ご連絡ください。

子どもたちのために、

未来のために、

もっとARTを!

もっともっと希望と活力を!

 

熊本の小学校の先生、お問い合わせをありがとうございました。

先生のお話のおかげで、私も力が湧いてきました。

心から感謝申し上げます。

ラストスパート!夏休み〜っ!

 

こんにちは、武田です。

 

夏季休暇中は、私と嫁の実家がある神奈川県に帰省したりしてのんびりと過ごすことが出来ました。

大阪に戻ってくる日は、ちょうど台風10号が近畿に最接近する日とぶつかりまして、直撃されたらどうしましょ〜う??

という不安もありましたが、新幹線の遅れも20分程度、大きなトラブルもなく戻って参りました。

ただ、今回の台風でも九州・四国を始めとして全国各地で大きな被害を被りました。

被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 

今週に入って、猛暑もいくらか和らいだ感じがしますね。

朝晩の涼しさにホッとしています。

 

娘は来週(26日)から学校が始まるとあって、宿題のラストスパート真っ只中・・・

絵を描いたり感想文を書いたり工作しながら涙ぐんだり、私が小学生の頃となんにも変わらない8月後半の風物詩ですな(笑)

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さて、ひょうげん教育もいよいよ秋に向けて鑑賞会の準備に入って参ります。

会場までのルート選定

出演者の切符の手配

宿泊の手配

タイムテーブル作り

実施校との打ち合わせ

・・・やることはいっぱいあるのです(汗)

あ、もちろん今年度・来年度の鑑賞会のご案内もいたしますです。

 

残暑ザンショと嘆くなかれ。

夏は短いです。

子どもにとっても大人にとっても。

オレンジ色に染まってゆく夏を惜しみながら、

娘の宿題の行方を見守っています。

ガリガリ君をかじりつつ。

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夏季休業のお知らせ

いつもお引き立てをいただき誠にありがとうございます!

ひょうげん教育では、誠に勝手ながら下記の期間を夏季休業とさせていただきます。

 

8月9日(金)〜 8月15日(木)

 

休業期間中にいただいたお問い合わせにつきましては、8月16日(金)以降に順次回答させていただきます。

大変ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解の程お願い申し上げます。

 

 

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中国人向け「日本語講座」というお仕事

 

こんにちは、武田です。

 

部屋を片付けておりましたら、大変懐かしいものが出てきたもので、ちょっと紹介しようと思います。

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1990年の夏のことです。

私は当時、劇団青年座の劇団員(俳優)として活動していました。

ある日、マネージャーから電話が入りまして、

「『日本語講座』で中国人の役が決まりそうなんだけど、パスポート持ってる?」

と、ちょっと何言ってるか分からないことを言われました。

『日本語講座』ということは、NHK教育(現在のEテレ)かな?

しかし中国人の役?

なぜパスポート??(まあ偶然パスポートは持っていたんですが)

 

よくよく聞いてみると、

NHK教育テレビの海外用(というか中国の学生用)語学番組「日本語講座」で、

私は唯一の中国人役を射止めたらしく、

中国人ツアーコンダクターという役柄で、

中国へ観光に訪れた日本人観光客(という役柄)を相手に、

日本語をぺらぺらと流ちょうにしゃべり、

その映像をテキストの補助(再現ビデオ)として放映し、

それを中国全土の大学生達が見て、日本語を覚える!

という内容であるらしかった。

そのために中国の代表的な観光地(北京・杭州・蘇州・上海)を約1ヶ月かけてロケで廻る、という夢のようなお仕事のお話だったのでありました!!

 

かくして1990年8月、私を含めた「日本語講座」一行は中国へと飛び立ったのであった!

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キャストの面々です。青年座の先輩・平尾さん(左端)以外は初めてご一緒する方ばかり。

 

まず降り立ったのは首都・北京♪

初日の撮影場所が確か、天安門広場だったと思います。

この時、かの天安門事件の翌年。

広場にはそこここに銃弾の跡が残っていたことをうっすらと覚えています。

私が演じる中国人ツアーコンダクターの名前は

「宋 仲良(そう ちゅうりょう)」

「日本語の“仲良し”という字を書いて“ちゅうりょう”と読みます。」

というセリフがあったような・・・

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上の写真は、北京ダッグの食べ方を日本人観光客にレクチャーしている宋くん(私)の絵でございます。

こんな風に、中国の有名な観光地・建築物・文化・食べ物などにふれながら、日常的に使われる日本語を覚えてもらおう、という意図の元、撮影は続きました。

 

北京に約2週間、杭州に渡って5日間、蘇州で4〜5日間、最後は上海で4日間ほどの滞在でしたか・・・

どの都市もよかったなあ・・・

宿泊もさすがNHK様でございまして、北京ではホテル日航のツインルームに悠々1人で2週間滞在。

冷蔵庫の中はビールだらけ!!

近所のスーパーで箱買いしてましたね♬

食事だって最高でした。海の幸・山の幸・野の幸・川の幸・・・なんもかんも上手かった!

例外もありましたな、セミとかサソリとか(汗)

まあ、そんな快適な毎日を過ごしていたもんで、太る太る・・・

1回目と4回目・5回目くらいでは、宋くん別人になっちゃってましたね。

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ロケ先で通りすがりの子どもとパチリ!

 

いよいよ明日は帰国日、という滞在最終日は上海でした。

お世話になった中国人ディレクターにプレゼントをしようとデパートを回り、

彼の小さなお子さん用に機関車のおもちゃを買うところまではよかったのですが・・・動力になる乾電池が付いていないということで、今度は電池を探して店内をウロウロ・・・

無いのですよ、乾電池。

店員さんに「乾電池」と書いて見せても通じない。

絵を描いて+(プラス)とー(マイナス)の記号を書き加えても通じない(泣)

とうとう乾電池無しでお渡しすることになってしまいました。

でも彼は大変喜んでくれて・・・喜ぶ前に大変驚いてくれて、

こちらもほっこりした気分になったものでした。

 

この「日本語講座」、日本での放映は一切なかったため、どんな作品に仕上がったのか確認するすべもなかったのですが、

知り合いになったNHKの音声さんから翌年に年賀状をいただきまして、

「中国の若者たちに“宋 仲良”は大人気で、ファッションや髪形をまねる中国人まで出たらしいですよ」

とのご報告をいただきました。

ああよかった。

回を追うごとに日焼けで黒くなり、ブクブクと太っていく宋くんのことを、親近感を持って見てくれていたようです。

 

そうなんです。

その時(中国滞在中)に撮った写真(共演者やスタッフさんが送ってくれたのですが)が偶然出てきて、あまりに懐かしかったのでちょっとお披露目しつつ、記憶を振り絞ってこのブログを書きました。

 

また行きたいなあ、中国。

30年近く経ったので、きっと全然変わっているんだろうなあ・・・

あの時「日本語講座」を見て勉強した中国の方たち、日本語を役立てているのかなあ。

と、29年後の宋 仲良は静かに想うのでありました。

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撮影中の一コマです。円柱の右側にカメラあります。ロケをするといつでもどこでもスゴイ人だかりになりましたねえ。