NO ART, NO LIFE アートはいつでも君のそばに

心を育てる芸術鑑賞会の企画・制作《ひょうげん教育》のスタッフブログです

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心を育てる芸術鑑賞会の企画・制作《ひょうげん教育》のスタッフブログです。

生まれた時からずーっとひょうげん!

 こんにちは、武田です。

今日は身近にある「表現」を集めてみたいと思います。

 

 例えば、小中学校の頃を思い出してください。 

国語の時間に教科書を朗読したことあるでしょう?

教科書に落書きした事もあるでしょう?

音楽の時間に歌を歌った事があるでしょう?

美術(図工)の時間に絵を描いたり工作をしたことがあるでしょう?

家庭科で縫物をしたり調理実習で料理を作ったことがあるでしょう?

HR(学級会)で意見を発言したことがあるでしょう?

文化祭・体育祭・合唱コン、どんなかたちでも参加したことがあるでしょう?

コレみんな表現です。

 遊びも表現のかたまりですよね。 思い出してください。

ヒーローごっこ、お人形さんごっこ、おゆうぎ、紙芝居、かくれんぼ、

だるまさんがころんだ、いないいないばあ、おちゃらかほい、変顔…全部表現だ。

 

友達とけんかすることも表現、自分の意見を言う事も表現、悔しくて泣くことも、怒りにまかせて怒鳴ることも表現です。

 好きな洋服を着る。おしゃれをする。トランプでババ抜きをやる。絵本をちいさい子に読んであげる。カラオケで歌う。ちょっとしたダンスを踊る。友達や先生・芸能人のものまねをする。「クセがすごい!」も「調子乗っちゃって!」も・・・みんな表現です。

 幼い時から誰もが重ねている「表現」・・・生まれたばかりの赤ちゃんはオギャーオギャーと泣くでしょ?あれも真剣な表現ですよね。まぶしいよこわいよおなかすいたよ~ママはどこお~?わたしはここよ~!と、泣きながら自分の存在を訴えている、アピールしている。全身全霊をこめてパフォーマンスしているのです。

 とにもかくにも、生まれた時から人はずーっと表現をし続けているんです。意識的にだったり、無意識のうちにだったり、状況によって変わりますが。

 

 人として生まれて、ハイハイからつかまり立ちができるようになり、アーウーと言葉を発するようになると、母親・父親が玩具や人形を使って「遊び」を教えるようになりますね。歌を唄って聴かせるようになる。この時点から「文化」や「芸術」「芸能」の摂取は始まっていると考えられます。

 子守歌で寝つく、でんでん太鼓に驚く、絵本の読み聞かせ、新聞紙をちぎる、ボールをころがす、ペンをにぎって絵(ぐちゃぐちゃ)を描く・・・摂取する、そして、自らが動く。遊びは創造であり表現です。遊びから芸術活動は生まれていくのですよね。

  やがて、絵本は紙芝居になり「園児」となった子どもは集団で鑑賞する事を覚えます。子守歌として聞いていた音楽を自らの声で唄うようになり、やがて集団で唄いながら踊る、オユウギへと進んでゆく。いつだって子どもは、摂取しながら表現していく。いとも自然に身に付けてゆきます。

 

 お正月に門松やしめ縄を不思議なまなざしで見つめ凧揚げやかるたを覚え、節分には鬼のお面が怖くて泣き、おひなさまにあこがれ鯉のぼりといっしょに泳ぎ、夏にはぼんおどりの太鼓の音に驚き興奮し、十五夜を見上げ月の満ち欠けを知り、ハロウインには仮装をして、ジングルベルを聞くとそわそわしてサンタクロースの訪れを心待ちにする・・・

毎日の遊びという小さなローテーションと、社会や環境が提供する「こよみ」に沿った大きなローテーションの中で「季節のうつろい」や「1年という時間の長さ・サイクル」を体感しながら、毎日成長していくわけです。そこで接する芸術や芸能は大げさなものではなく、常に身近にあります。(決してプロが演じるものではないですが)

 さて、ここからがプロが作る「表現」の出番なのですが・・・

日常からぐっと踏み込んで、高度な技術をもったアーティストによって、

趣向と演出を凝らした芸術作品を観る…それが何をもたらすか?

 子どもの「知的好奇心レベル」がぐんと上がります。

その振り幅は、日常で得られる刺激をはるかに超える大きなものなのです。

指人形は幼稚園でも作るし、作った人形で子どもたちは遊ぶでしょう。

しかし、プロの人形劇を見たら、そんな「遊び」は一瞬で吹っ飛ぶ!

自分がつくったモノとは全く次元が違う人形が、目の前で動き、語り、笑い、泣き、飛び跳ねる・・・

 びっくりした次の瞬間には「お話」にひきこまれて声も出ない。(我が子がそうでした)

おかあさんといっしょ」のチョロミーやガラピコを見る時(TV・バーチャルを見る時)とは明らかに違うんです。

見終わった後には、人形が何で出来ていて、どうやって動いているのか?母親にしがみついて問いただす。あいまいな解答をしようものなら「ちゃんと教えろ」と親を叱咤する・・・(うちのコです)

 先程言いましたが、知的好奇心があふれ出るのですドバドバとモノスゴイ勢いで。 見る前と見た後では、子どもの勢いが違うんですから。モノスゴイ刺激を受けて、それがどこへ向かうかは分からないが、明らかに活力になるわけです。

大げさに言えば、人生にメリハリができるのです。 ダイナミックになるんです。

完成度の高い「表現」は、子どもの「明日」を生きる活力になる。

 素晴らしいと私は思います。

だからひょうげんはやめられません!

 

 

あ、続きはあらためて。 

お読みいただき、ありがとうございました!

絵本は“ひらく”もの

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こんにちは、武田です。

娘の通う小学校に絵本の読み聞かせをする保護者の会がありまして、私もその会の一員として月に1回ではありますが、読み聞かせをしに小学校へ行っています。

もう15年ほど前になるでしょうか、この学校の先生で読み聞かせが好きな先生がいらっしゃって、毎日のように自分のクラスの子どもたちに絵本を読んで聞かせていたそうです。それが子どもたちに大変好評だったのですって。その翌年でしょうか、読み聞かせを受けていたある子どもの母親が「是非続けたい!」と思い立ち、自主的に読み聞かせを始めたらしいのです。その行為が学校からも喜ばれて続けていく内、1人増え2人増えとだんだん読む側の親達が増えていって今のような会(組織)になったのだそうです。

 

読み聞かせは、基本的には自分の子どものいる学年を担当します。

兄弟のいるところはその都度調整して、といった感じです。

 

今日は、その会の総会がありまして、黒一点参加して参りました。しかも初参加です。

会計報告や次年度役員選出などが会長リードの下、テキパキと進められます。

会長さん、タダ者ではないですね。聞くところによると、講演会などでも話される方らしい。なるほど、お話が上手なだけでなく、参加者全員を笑顔で見回しながら、朗らかに、みんなを尊重し受け止めようという姿勢を前面に出しながら、それでいて議題から脱線しすぎないよう舵取りも巧みに進行していく手練れでございます。これはなかなか出来ることではないですね。聞けばもう会長を3年間務められたとか。

読み聞かせ界(会)の頼れるお母さん(そのまんまですが)といったところでしょうか?

 

その会長さんから「読み聞かせをする時に心がけてほしいこと」というお話がありました。

「読むのが上手とか下手とか関係ない、自分の心と声で読んでほしい。子どもの前では“読んでやるぞ”といったおごった気持ちにだけはならないでほしい。」

「絵本はひらくもの、演じるものではないのです。子どもはめくられる度に新しいページの絵を追いかけます。絵を追いかけながら自然と言葉が耳に入ってくる、そのペースは子どもによって違う、だから“ここを見て”なんて指さしたりする必要はないんです。そうすると余韻に浸れない子どもも出てしまうから。淡々と読んでくだされば後は子どもたちが想像します。」

 

う~ん、《絵本はひらくもの》

確かに。おっしゃる通り!

この言葉は、パチッと光ってスーッと水のように私の胸にしみていきました。

 

子どもの感性・想像力を信じるならば、

絵本作者の「絵」に込めた思いに委ねるならば、

きっとそうなんだと思います。

 

ただ、ただただ・・・

今、葛藤しているのは、私の読み聞かせの基本は《紙芝居》から生まれたってところなんですよね~~。

40年以上昔、幼き日のエンタテインメント、パソコンもゲーム機もなかった時代の、子どもなら誰もが胸躍らせた大活劇・紙芝居!

絵と弁士(おっちゃんですが)による、あのぜつみょうおうおうなコラボレイション&パフォーマンス!!怪しげなキャラクターと彩度の低い色合い、「ぎゃおおおおお~ん!」とか「ずばばばば~ん!」とかの大げさな擬音・効果音・・・これらにやられてしまってましたね~、トリコになってました。決してB級マイナー作品ばかりではなかったですよ。名作もありましたし鮮やかなコントラストの画風もありました。

要は、あの時自分が受けた刺激が源になっているので、私の読み聞かせも「ずばばばばばば~~ん!」なのですねえ。あの時の臨場感と興奮を子どもたちに伝えたいと思ってしまうんですねえ~~。そして、そのスタイルが自分でも楽しい、この上なく。

 

それと、自分が役者として(修行時代も含めて)身に付けてきた経験やスキル、テクニックを惜しみなく注いだ読み聞かせをすることが、私の、子どもたちへの愛情表現でもある、と思っているところもあります。持っているものは全部出す。全力で出す。

 

読み聞かせも表現ですからね。

私は私のやり方で全力をつくす。全力で子どもたちの前に立つ。全力で絵本をひらく。

それでいいのかなーと思っています。

会長の言葉はしっかりといただきました。

それは他の会員の皆さんも同じ気持ちでしょう。

言葉の響いた方達はきっと“絵本をひらいて”読み聞かせるでしょう。

心から“そうしたい”と思ってなさることでしょう。

私も心から“そうしたい”と思うスタイルで読み聞かせよう。

どんなやり方でもいいから。

その代わり、作品選びも発声練習も役作りもタイム計測も、全力でやろう!

かわいい子どもたちのために。

ミュージシャンのランチタイム〜マジカルパーカッション編〜

 こんにちは、武田です。

今日は、今年度大活躍の「マジカルパーカッション!」の鑑賞会より、貴重な貴重なランチタイムのシーンをお見せしちゃいましょう!

ランチタイムといっても、ご飯を食べているところをお見せする訳ではありません。

ミュージシャンって、こんな風にお昼休みを過ごしているんだ・・・というミュージシャンあるある的にご紹介していきますね。今回は「パーカッショニスト編」ですかね。

 

ジャジャーン!

下の動画をご覧ください。

映っているのはマジカルパーカッションの出演者、ミラクルビートのみなさんです。

右からアッコちゃん(マリンバ)、ノブくん(ドラムス)、マーくん(ピアノ)です。


ミラクルビートのリズム遊び

つい1分前までメンバーは、主催のPTA役員のお母さん方とお弁当を食べながら楽しく談笑していたんです。そしたら話の流れで急に即席セッションをすることになって、打ち合わせ15秒で撮り始めた動画がコレ! なんです。

 ご用意いただいた湯飲みとお箸を使っての即興ビート、これもミラクルなミラクルビートの持ち味です。お行儀悪くてゴメンナサイ。きちんと主催の方にご了承いただいた上での撮影です、悪しからず。

 彼らはホントに、いつもいつも、いつもいつもいつもいつもこんな感じです。

何か見つけたら叩いています(犯罪になるようなモノは叩きません)。

そこで発見する“音色”“リズム”“仲間同士のフィーリング”を常に大切にしながら次の活動に活かそうとしています。どん欲なんですね。でも、でもでもでも、モノスゴイ才能のかたまりな人たちなんですよ、しかも人柄も最高!!

学校鑑賞会の中では「キッチンビート」といって、なべやフライパン、しゃもじやまな板を使って演奏するパフォーマンスも登場します。なんと、NHKテレビの「あさイチ」にも出演して生演奏を披露した、大注目のパフォーマンスでもあるんです。

それはもうびっくりするような超絶技巧から、えっホント?と思うような意外な演奏まで、普段の生活からは得られない《音楽の魅力》を、まるで魔法のように振り撒く音楽鑑賞会、それが「マジカルパーカッション!」です。

 

 あ、近畿地方のみなさんには期日限定でオトクな情報が「特別価格」のコーナーに掲載されています。どうぞお見逃しなく!!

 

 

 

 

ひょうげんがすき! ① 独り遊びに明け暮れた少年時代・ウルトラマンごっこ編

こんにちは、武田です。

私たちが「ひょうげん教育」を立ち上げるに至ったその道のりを、シリーズで紹介していこうと 思います。シリーズといっても、合計で何回になるか分かりませんし、毎日書き続けるワケにもいきませんので、不定期での掲載になるかと思いますが、まあ気長にお付き合いください。

タイトルはズバリ「ひょうげんがすき!」!

ではいってみよう〜!!

 

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まずは半世紀近く時を巻き戻しての、保育園時代から。

「みそっ歯もやし」と家族からは揶揄され、保育園のメイトからは「ゴリラ」と呼ばれていた5歳〜6歳の頃のことです。

とにかくウルトラマンが好きでした。

さらに言えば、ウルトラセブンが好きでした。

心から好きで、あこがれて恋い焦がれて、寝ても覚めても好きでした。

当たり前ですが怪獣と戦うシーンが好きで、その日の放送が終わった直後は興奮が冷めず自分をコントロールできなくなり、家族みんなが怪獣に見えて誰かれなく戦いを挑み、10倍の反撃をもらって高らかに泣く…というお決まりのパターンを毎週繰り返していました。

保育園でも当然ウルトラマンごっこは連日開催されるのですが、基本的にウルトラマン以外の役はやりませんでしたね。いつもワタシがウルトラマン。当たり前。

でも、それだけでは飽き足りなくなってしまうんです。

そして遂に、当時一番仲が良かったハルヒトくんと共にある決意を交わします。

「今日から僕たちはウルトラマンだ。」

ハルヒトくんも超がつくほどのウルトラマン好きです。しかも、頭のイイ子で知識が豊富、想像力が豊かで状況設定がウマイ!

「タカシ隊員、渋田川(近所の二級河川)で謎のザリガニ型宇宙人が発見された。すぐに調査に行くぞ!」なんて極上のセリフを5歳で、毎日のようにひねり出してくるんです。

「よし、ビートルで現場に急行だ!」なんてこっちも返します。

あとは、ザリガニだろうがフナだろうが虫だろうが人だろうが木だろうが薮だろうが壁だろうが石だろうが…全部怪獣、もしくは宇宙人。

出会ったヤツはみなスペシウム光線アイスラッガーの餌食です。まっぷたつです。

登園中だって給食中だって帰りの挨拶の最中だって、ウルトラマン科学特捜隊)としての任務は突然やって来ます。意外な時ほど興奮は高まり血潮は熱くたぎります。ただ、お昼寝の時間の時だけは先生にいさめられて出動できませんでしたが・・・

まあ、こんな幸せな日々がおそらく半年以上続いたはずです。

そして年長組となったある日のことでした。

いつものようにワタシは襟についている流星型の通信機(もちろんエアー)を使って、ハルヒト隊員の横1.5mの距離から呼びかけます。

ハルヒト隊員、団地の給水塔に怪獣が現れた。このままでは水道に怪獣のよだれが混じってしまう。すぐに出動してくれ!」

次の瞬間、タカシ隊員は凍りつきます。

「今忙しいんだよ、そんなくだらないことやってられないよ」

え!?

“くだらないこと”という言葉、50年経っても忘れられません。

私は突然の真っ暗闇につつまれて機能停止してしまいました。

そしてその瞬間に、輝かしいウルトラマンとしての日々は終わりを告げたのです。

と同時に、ハルヒトくんとの友情も粉々に砕けてなくなりました。

 

いや、でもね。対して落ち込んだりしないんですよね、47年前の保育園児は。

ウルトラマンとしての日々を送ることで多少の知恵がついた「みそっ歯もやしのゴリラ」はその後も元気に通園しやがて小学生へと成長していくんです。

 

振り返りますと、

①《ヒーローへのあこがれ》からウルトラマンと自分を同一視する。

ウルトラマンになって仮想敵と戦い勝利することをハルヒトくんと共有することで、自分だけのインナーワールドではないリアリティや客観性が得られ、他では味わえないカタルシスを感じる。

ウルトラマンとして、より強い刺激を得続けるために、怪獣登場の設定・原因・影響等のデティールはどんどんと深められ、そこ(構想)を考える時間が長くなる。

④しかし、最終的にはウルトラマンになって怪獣(的な何か)をやっつけることが最大の快感なので、格闘する際のシナリオ(技や光線の創出)もより複雑に、オリジナリティーの高いものに変化を遂げていく。また身体的にもより複雑(無理無茶)なアクションに挑みたがったため、ドブに落ちたり背中を強打して息ができなくなったりすることもしょっちゅうだった。(ドブに落ちた時はあまりの汚さと悪臭で、母が泣きながら家の前でホースで私の頭から水をかけて、満面の笑みで仁王立ちする私を洗ったこともあった。)

⑤結果、想像力が高まり身体的にも鍛えられた。ハルヒトくん限定だが協調性もコミュニケーション力もついた。これらが幼少期の私の演技力・表現力を鍛え上げたのだ・・・だといいですね・・・

 

 半世紀も前のことなのに、何だか映画でも見るようにハルヒトくんとのウルトラな日々が思い出されました。あ、今気づきましたがタイトルの「独り遊び」っていうところ間違ってますね。でもまあいいか。

 

 次回は小学校時代を振り返ってみたいと思います。

 

 

 

 

 

 

嬉しい感想文が届きました

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こんにちは!鰍沢です。

今年1発目の鑑賞会を実施した小学校から感想文が届きました!

ご担当の先生からのお手紙をご紹介させていただきます。

 

「終わってからも、児童、先生共にとても反響が良く、子どもたち一人一人にそれぞれ記憶に残る芸術鑑賞会となりました。武田さまをはじめ、フラワービートの皆様、スタッフの方には朝早くから遠方よりお越し頂き、限られた時間の中で準備から演奏、そして片付けまで対応してくださり、改めて感謝申し上げます。」

「今回の芸術鑑賞会を経て得たものを活かし、子どもたちがより音楽や楽器に興味を持ち、表現や可能性を広げられるような授業づくり、また関わりをしていこうと思います。」

 

子どもたちの感想文を読ませていただきましたが、先生の仰る通り、楽器それぞれの魅力や自由な発想で表現される音楽というものに興味を持ってくれた様子が活き活きと伝わってきました。

また、こんな息の合ったすごい演奏はたくさん練習したからだろうとか、出演者が楽しそうにリズムに乗っている姿で盛り上げてくれたとか、実に細かいところまで感じとってくれているものもあって、子どもたちのアンテナの張り方、キャッチする力というものを頼もしく思いました。

子どもたちの感想文は、近日中にまたホームページでご紹介させていただきます。

 

みなさん、本当にどうもありがとうございました!

尚、グループ名「フラワービート」は、この小学校以降「ミラクルビート」に変更しております。

 

記事:鰍沢(かじかざわ)

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つかみと締め

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こんにちは! 鰍沢です。

1月の読み聞かせはこれ。

私は鈴木康広さんの「ぼくのにゃんた」、リンドグレーン長くつ下のピッピシリーズを絵本にまとめた「こんにちは長くつ下のピッピ」。

武田は、いつも英語の絵本を読み聞かせてくれるお母さんとペアで長谷川義史さんの「まんぷくでぇす」。

 

1人で入る時も、ペアで入る時も、考えるのはどの本を先に読むか。また、どうやって30人の子どもを集中させるかです。

「おはようございます」と挨拶をして、すぐに物語に入った方が良い場合もあるし、一言二言、絵本に繋がる導入の会話や質問をした方が良さそうな時もあります。

選んできた本の内容や、子どもの顔を見て判断します。

今日はスルッと「ぼくのにゃんた」に入りました。

ネコのにゃんたが、何かになりすましている。「にゃべ(鍋)」「にゃん粉(小麦粉)」「ビスキャット(ビスケット)」「ネッコレス(ネックレス)」「ネコタイ(ネクタイ)」など、次々とおかしなネコ型のものが登場します。

大人がにゃんにゃん喋ったり、ダジャレを連発するのがおもしろいのか、つかみはバッチリでした。

 

武田とペアのお母さんも、エリック・カールの「Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?」を英語の色当てクイズ付きで読み聞かせ、こちらもつかみはバッチリだったそうです。

 

また、終わり方もどう締めるか、考えてしまうのは職業病でもありますね。

「こんにちは長くつ下のピッピ」は、原作の色んなお話を短くして少しずつ集めた絵本で、それでも全部読むには時間が足りなかったので、飛ばし読みをしました。でも10分も同じ本を読んでいると、だんだんガサゴソし始める子どももいます。

だから絵本を読み終わってから、また一言言葉を添えて、子どもの気分を換えてから読み聞かせの時間を終わりました。

 

短い時間ですが、この読み聞かせの会は勉強になります。

年齢によって、集中力が変わってきたり、反応が変わってきたり、興味が変わってきたり、理解力が変わってきたりするところが、間近に見られるところもとてもいいですね。

 

教室を出ると、先生が廊下に顔を出して「ありがとうございました」と仰いました。

感謝しているのは私です。場を与えてくださって、いつもありがとうございます。

 

 

記事:鰍沢(かじかざわ)

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新プログラム企画会議の報告 第1弾!

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こんにちは! 鰍沢です。

本日は新プログラムの企画会議でした。

プログラムとしてピックアップした曲について、アイデアを出し合ったり、試したいことをそれぞれ話したりして、作り上げる鑑賞会の作品のイメージを共有しました。

技術はもちろん素晴らしいメンバーですが、ただ単に音楽を演奏する鑑賞会ではなく、楽器同士のコミュニケーションが見えたり、音楽や演奏することが本当に好きなんだという熱意が見えたり、演奏家の魅力的な人柄が見えたり、子どもたちが五感をフルに使って、様々な刺激を受けられる鑑賞会作りを目指す。

この鑑賞会で、自分の中に眠っている宝石の粒を発見するキッカケになる。

……そんな方向性が見えてきました。

 

ユニークなアイデアもたくさん飛びだしました。

イデアすべてが採用にはならないけれど、このディスカッションのすべてがこのグループの財産のひとつになります。

来年度の鑑賞会に向けて、これからどんどん磨かれていくことと思います。

次回の報告を乞うご期待!です!!

 

記事:鰍沢(かじかざわ)

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新企画の構築中に

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こんにちは! 鰍沢です。

今、自分が出演する鑑賞会の演目を構築しています。

他にも新しい音楽鑑賞会の企画も立ち上がっています。

 

プログラムをつくる時には色んな作り始めが考えられます。

やりたいことから考える。

できることから考える。

テーマから考える。

子どもたちに伝えたいことから考える。など。

でも、最終的にはその全部をはっきりさせることが大事だと思います。

そして、子どもたちがどう感じるかを客観的に考えます。

どう感じるか、それはもちろん自由なのですが、自由だからといって表現する側の的がブレていては、本来伝えなければいけないことが伝わりません。

私たちは演劇人ですから、そのためにどんな見せ方が効果的か、どのタイミングなら伝わるか、どんな風に言葉にすれば心に響くかを考え、プログラム全体を調整していきます。

 

 さて、自分が出演する演目、これがなかなか難しい。

というのも、やりたいことも伝えたいこともたくさんあって、色んなアイデアがどーっと湧いてくる。

「これ良いじゃん!これ出来たらすごい!こんなの他にはないでしょう!」と自画自賛しながらノリノリで創っているものを、2、3日置いて冷静になってから、またじっくり眺める。

中には、なんでこんなアイデアがいいと思ったんだろ?! と自分を疑いたくなるようなものがあったりする。

客観的に見てもいいなと思ったものを残す。

そうしながらあらためて、子どもたちに何を伝えたいのか考える。

もちろん、表現者として、表現についてのことを伝えたいのだけれど、そのもっと奥深いところに、表現を通して自分が持っている「愛」を育ててほしいという願いがあることに気づいた。これは理想とか夢想とかということじゃなくて、私たち大人がそうであれば「愛」は育つと信じているから。

なんだか思いがけず大きなテーマにぶつかってしまって、ズンと肩に重みが掛かる。

基本60分の鑑賞会で中途半端にしか伝わらないのなら、別のテーマに絞った方がいいと思う。でも、気づいてしまったものを無かったことにするのは気が収まらない。

さあて、ここからまた、生みの苦しみを味わいますか。

 

 

記事:鰍沢(かじかざわ)

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期日限定、お得情報!

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 こんにちは、武田です。

今年になって、ひょうげん教育ホームページに「特別価格」というコーナーが開設されています。

《10月1日・3日の2日間、近畿地方限定で、アフリカンミュージック&ダンス が大変お得に公演できます。》というご案内です。ちょうどこの時期に、近畿方面にてアフリカ音楽の公演(芸術鑑賞会)があり、空き日となっている日程を使って鑑賞会を実施してくださる学校さんを募集しているのです。

 

 では何がどうお得なのか? ちょっと説明させていただきますね。

コンサートに出演するアフリカ人(一部日本人もいます)ミュージシャンは皆、東京を拠点としています。(元々は、コンゴタンザニアカメルーンセネガルなど、母国を代表する一流ミュージシャンだった方たちです。)ですので、東京からの交通費や楽器運搬費・宿泊費といった「移動費」が結構かかるのですが、ツアーになりますとその費用が大幅に軽減されるのです。単独で公演していただくよりも随分とお得になってしまうのです!

また、今回は時期もグッドタイミングです。10月初旬という鑑賞会シーズン真っ只中ですから、ご検討もしやすいと思います。

どうかこの貴重なチャンスにアフリカ音楽の鑑賞会を是非是非ご検討ください。

 

 それでは、この作品の魅力を紹介しますね。

  1. 一緒に歌ったり踊ったりするシーンがふんだんにある《体験型コンサート》です。小学生から高校生、一般の方まで、広い範囲の方々が楽しめます。
  2. 開放的な太鼓のリズムで元気になる!耳と音感に優れた美しいハーモニーのとりこになる!ギターやピアノの演奏で今まで知らなかったアフリカ音楽の奥深さを味わえる!
  3. 互いに尊重し合うことの大切さ、愛と平和の大切さなど、普遍的なメッセージを分かち合える。
  4. アフリカから世界へと発信された様々な音楽ジャンル(ゴスペル、ジャズ、サンバ、レゲエ、HIPHOP等)の源流(ルーツ)を再現します。
  5. アフリカといっても54もの国を抱える広大な大陸です。国や地方ごとに特色も違います。東アフリカ《野生の王国・サバンナのような力強さ》、中央アフリカ熱帯雨林に代表される豊かな自然と神秘的文化》。西アフリカ《サハラ砂漠と美しい海洋が醸し出す鮮明なコントラスト》などなど…それぞれの地域の特徴的な音楽・楽器・リズムを紹介します。 

 本当はもっともっと伝えたいことがあるのです。彼らの人柄、音楽や文化にかける情熱、奴隷制度など困難に満ちた歴史、現在アフリカの国々が抱えている問題・・・でもやっぱりやっぱり素晴らしい彼らが作り出した音楽たち!!

これらのことは、今後機会を見ながらまた紹介します。

まずは「特別価格」のコーナーをじっくりとご覧いただき、御校の芸術鑑賞会の貴重な機会としてお考えいただけたら大変嬉しいです。

 よろしくお願いいたします!

子どもたちのお手紙

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こんにちは! 鰍沢です。

今日は、とっても嬉しいお手紙をいただきました。

昨年末に「打楽器で旅する世界の音楽」の鑑賞会を行った小学校からの感想文です。

今回は3年生と5年生と6年生からいただきましたが、どの子もそれぞれ感じたことを素直に書いてくれていて、ほほ笑ましく拝見しました。

 

演奏を聴く時に、音楽の世界を想像してみてくださいというような司会者の言葉がありますが、子どもたちはみんな自分の想像を楽しんだようです。

想像する時、人は自分の経験や知識をフル稼働させて、その世界を自由に行き来しながら楽しみます。きっと、8歳〜12歳の子どもたちの想像の世界は、大人には考えもつかないことでしょう。

どうか、みんなが感じたことを大切にしてくださいね。

 

感想文は、近日中にいくつかホームページにてご紹介させていただきます。

そして、出演者にもお渡しいたします!

 

どうもありがとうございました。

 

 

記事:鰍沢(かじかざわ)

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